新日吉神社「火焚き祭」

新日吉神社 火焚き祭

11月に入ると、京都の各神社から煙が立ち昇ります。京都の11月は「火のお祭り月」とも呼ばれています。これは、多くの神社やお寺で「お火焚(ひたき)」の神事が行われ流のです。江戸時代から京都で多く行われている神事で、奉納された護摩木を、火床に入れ焚き上げます。

秋の収穫に感謝し、厄除けなどを願いつつ、護摩木(火焚串)に書かれた諸々の願いを祈願する行事です。参拝者は「お火焚串(護摩木)」に願い事を書いて奉納します。その数多くのお火焚串を境内に集めて組み上げ、ご神火でお焚き上げすると、 火の霊力により汚れや罪が祓われ、願い事がかなうと言われ古くから京都の人は、「おひたきさん」「おしたきさん」と呼んで、 この神事を大切にしてきました。

家の近くの新日吉神社11月14日の「お火焚き祭」を見てきました。

新日吉神社 火焚き祭

新日吉神社 火焚き祭

金物の神と知られる新日吉神社では、平安中期刀匠三条小鍛冶六郎宗近がこの地に「ふいご」を築き、祭神の神力を受けた3人の童の助けで名剣「小狐丸」を鍛えたとの故事にちなみ火焚串を美しい「ふいご」の形に積み上げ奉納された護摩木を、火床に入れ焚き上げます。

火の勢いが衰えた頃ミカンを投げ入ます焚かれたミカンは中風封じや風邪薬の効能があるとか。農耕に鉄器が不可欠であったことから稲荷の神を勧請し、五穀豊穣を祈るお祭です。

また「湯立神楽」が行われ、煮えたぎる大釜の湯を散らして邪気を祓い、無病息災・願望成就を祈願致します

これはチャンスとばかりにカメラを向けていましたら思い切りお湯をいただきました思いの外アクティブな神事でびっくりしたがたくさんお湯を被るとそれだけ多くの幸と幸運を持って帰れるのだそうです
【URL】新日吉神社公式サイト

 

 

今後行われる火焚き祭」神社予定ぜひ京都の神事に触れるチャンスです

【URL】御香宮神社公式サイト2020年11月15日 (日) 16:00
【住所】伏見区御香宮門前町【アクセス】京阪電車「伏見桃山」・近鉄京都線「桃山御陵前」・JR奈良線「桃山」

【場所】ゑびす神社020年11月16日 (月) 14:00~
【URL】ゑびす神社公式サイト
【住所】東山区大和大路通四条下ル小松町【アクセス】京阪電車「祇園四条」・市バス四条京阪前

【場所】平岡八幡宮2020年11月23日 (月・祝) 14:00
【住所】右京区梅ケ畑宮ノ口町【アクセス】市バス8「平岡八幡前」

【場所】建勲神社 末社義照稲荷社2020年11月23日 (月・祝) 11:00
【URL】建勲神社 末社義照稲荷社公式サイト
【住所】北区紫野北舟岡町【アクセス】市バス「建勲神社前」

【場所】新熊野神社 2020年11月23日 (月・祝) 11:00~
【URL】新熊野神社公式サイト【住所】東山区今熊野椥ノ森町
【アクセス】市バス208 今熊野

【場所】車折神社 2020年11月23日 (月・祝) 13:00
【URL】車折神社公式サイト【住所】右京区嵯峨朝日町
【アクセス】京都バス72、73「車折神社前」

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【妖精研究室】 妖精の絵を見たり、描いたり、探したり。 神話や伝説に語られる妖精は、人間と神の中間の摩訶不思議なものらしい。日本にも伝わる妖怪、龍、人魚、天狗も純粋な子供の心で見ると見えるかも知れない。案外すぐ側に。