ニューヨークはタクシーだ。

タクシー

 

 

タクシーを探すと長いタクシーの列があった。

タクシーは「イエローキャブ」と言われていたが
『イエローキャブ』しかなかった。
まっ黄色だ。
しかも色んな車の車種も黄色くすればタクシーなのか?

ついに私達の番になったが
『迦楼羅さんインド人です~』と博士が小声で言った。
思いっきり頭にターバン巻いた、ヒゲが2重3重にまるまったメガネをかけたおじさんが立っていた。
おじさんは、まっ黄色のバンにドンドン荷物を運び込んでいる。

『あたしたち大丈夫でしょうか?』と博士がそっとささやく。

後にタクシーの運転手の人種によっての特長が解ってきたが、
ブラジル人とかスペイン人とかはやたら陽気、
音楽つけっぱなしで喋りっぱなし相手が通じなくてもおかまいまし、黒人はいたって普通、

インド人は喋らない「無口」なのだ。

博士が予習してきた英語「ソールドベリイホテルへ行ってほしい」がまったく通じず、
最終手段のスケッチブックにでっかく書いたホテル住所でようやく通じた。
だから英語は通じない。→手書きだ→「文字」。

結論は言葉の壁はアクションと文字で伝わる。

後で理解した事だがニューヨークには色んな人種の人々が暮らしている。
英語が喋れる人でもそれぞれの出身で訛っていて通じない、通じなくても構わない。
だから激しいパフォーマンスで人に訴えるんだろうなと感じた。

 

話しは戻るが、インド人の運転手が何か言っている
『ロックしろ』と言っているように聞こえるが何をロックするのか分からない。

しばらくすると高速の路肩に車を止め、おじさんが降りつかつかと後ろのドアをばたんと閉め直した。
半ドアかあ。怖いよお。おじさんが。また無口のままホテルへと向かった。

私達も無口。おじさんも無言。のまま重苦し~感じでホテルへ着いた。

タクシー料金は博士がネットで予習復習のかいがあり、カードで支払った。
むしろカードしか受け付けない雰囲気だった。
チップもA10%B20%C40%など選択でき、Aで支払った。
こうして無事ホテルに到着したのだ。

荷物を運んでくれたインド人のタクシーのおじさんに別にチップをそっと渡したら
本当に嬉しそうな笑顔で「センキュー」と言ってくれた。

無口だったが良い人だったかもしれない、
こんなつまらないことでうるうるしながら、疲れた1日が終わった。
(NY珍道中その1タクシー編)

ABOUTこの記事をかいた人

karura

【妖精研究室】 妖精の絵を見たり、描いたり、探したり。 神話や伝説に語られる妖精は、人間と神の中間の摩訶不思議なものらしい。日本にも伝わる妖怪、龍、人魚、天狗も純粋な子供の心で見ると見えるかも知れない。案外すぐ側に。